早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース top line
これは2005年度から2009年度までのMAJESTyプログラムのアーカイブです
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佐藤正志 Seishi SATO 早稲田大学大学院政治学研究科 教授 佐藤正志 Seishi SATO 早稲田大学政治経済学術院 教授

 

 科学技術ジャーナリスト養成プログラムは、早稲田大学大学院政治学研究科の新たな挑戦です。

 第一に、これは新しいコンセプトに基づく専門ジャーナリスト養成への挑戦です。政治学研究科は、これまで多くの優れたジャーナリストを輩出してきました。本プログラムがその伝統と実績に立つものであることは言うまでもありません。しかし同時に、このプログラムは国際的に見ても最も先進的な試みとなるよう、設置にあたっては徹底した海外リサーチを行い、いま真に求められている専門ジャーナリストとは何かを考えることから始めました。そのコンセプトに基づき、私たちは、プロフェッショナルなジャーナリストとして、倫理、知識、技能において真に実践的な人材の育成を目指すとともに、科学技術の学問的知識の世界と一般社会との間の相互関係を作り上げる公共的コミュニケーションの担い手たるジャーナリストとして、専門性においても卓越した人材の育成を目指します。

 第二に、本プログラムはこれまでになかった本当の意味での学際的な教育プログラムへの挑戦です。これが文部科学省科学技術振興調整費による新興分野人材育成プログラムの一つとして実施されるというまさにそのことが、科学技術を専門とするジャーナリストが、現代社会において多く求められているにもかかわらず、現実にはその社会的ニーズを満たすにはきわめて少ないことを物語っています。そうした現状は、ジャーナリスト養成が真に学際的な事業であるという困難さからもたらされてきました。ジャーナリズムという、社会科学・人文科学系のなかでも複合・応用的な学問分野と、自然科学・技術に関する研究を学際的にしっかりと結びつけるプロジェクトは、まさしく「マスター・サイエンス」としての政治学を探究する政治学研究科だからこそ実現できました。私たちは、現代社会と科学技術という現代の最も重要な問題を、最先端の接点で捉えることができる鋭敏なジャーナリストの養成を目指します。

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谷川建司 Takeshi TANIKAWA 早稲田大学政治経済学術院 教授、映画ジャーナリスト 谷川 建司

担当授業:メディア産業論、メディア制作実習2、インターンシップ、演習(論文指導)担当


 人生にとって一番大切なものは何か? それは人との繋がりと本との出会いではないかと思います。僕自身が高校時代の恩師に贈られた言葉で、今でも肝に銘じて実践していることに「本は出遭ったその時に買う」ということがあります。たとえその時点では忙しくて読む時間がなさそうでも、後から本当にその本が必要になったときに手に入るとは限らないもの。金欠の学生なら一食抜いてでも本を買うべし(これは山本武利先生の言葉の受け売り)。

 「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、やはり自分が一番興味を持てることこそ、とことんまで深めて行けるものだと思います。一度だけの人生、本当にやりたいことをやらずして他に何をする?

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