2008年4月1日から、政治学研究科政治学専攻は「ジャーナリズムコース」を含むコース制に移行することになりました。
これによって、「科学技術ジャーナリスト養成プログラム」は、「ジャーナリズムコース」に統合され、文部科学省 科学技術振興調整費 新興分野人材養成事業としての助成終了後も、引き続き政治学研究科で「科学技術ジャーナリスト」の養成を行ってゆくことになりました。
「ジャーナリストコース」の設置にともなって、2008年度入学者から、修士課程修了者には、「修士(ジャーナリズム)」の学位が授与されることになります。これによって、「科学技術ジャーナリスト養成プログラム」は、名実ともに日本で初の本格的なジャーナリズム大学院となります。
なお、「ジャーナリズムコース」のなかで、「科学技術ジャーナリスト養成プログラム」の入学定員は現在通り維持され、そのプログラムの養成目標の実現にむけて、さらに積極的な取り組みが続けられます。
「ジャーナリズムコース」を含む政治学研究科のコース制の概要は以下の通りです。
(1) 「国際政治経済学コース」を、政治学研究科と経済学研究科の両研究科の修士課程に設置する。両研究科のコースを併せた入学定員を20名とする。「国際政治経済学コース」は、政治学研究科と経済学研究科が共同でカリキュラム運営を行う。
(2) 政治学研究科に「ジャーナリズムコース」を設置する。
(3) 政治学研究科、経済学研究科の専攻・コースの定員および学位については、以下のとおりである。
1.政治学研究科
(1) 2008年4月1日より、政治学専攻にコース制を導入し、従来の政治学専攻を「政治学コース」とし、新たに修士課程に「ジャーナリズムコース」ならびに「国際政治経済学コース」を設置する。
(2) 政治学コースでは従来どおり「修士(政治学)」「博士(政治学)」の学位を、新設コースであるジャーナリズムコースでは「修士(ジャーナリズム)」、国際政治経済学コースでは「修士(国際政治経済学)」の学位をそれぞれ授与する。
(3) ジャーナリズムコースおよび国際政治経済学コースの設置に伴い、修士課程の入学定員を40名から90名に増やす。
政治学研究科政治学専攻各コースの定員と学位
- 政治学コース 40名 修士(政治学)
- 国際政治経済学コース 10名 修士(国際政治経済学)
- ジャーナリズムコース 40名 修士(ジャーナリズム)
i)「政治学コース」は、現行の政治学専攻をそのまま引き継ぐ。
ii)「ジャーナリズムコース」修士課程の入学定員には、現在実施している「科学技術ジャーナリスト養成プログラム」の入学定員15名を含む。
2.経済学研究科
(1) 2008年4月1日より、応用経済学専攻にコース制を導入し、従来の応用経済学専攻を「応用経済学コース」とし、新たに修士課程に「国際政治経済学コース」を設置する。
(2) 応用経済学コースでは「修士(経済学)」「博士(経済学)」の学位を、新設コースである国際政治経済学コースでは「修士(国際政治経済学)」の学位を授与する。
(3) 国際政治経済学コースの設置に伴い、修士課程の各専攻の定員を見直し、理論経済学・経済史専攻(現行44名→設置後40名)、応用経済学専攻(現行36名→設置後40名)に変更する。ただし、研究科の定員は変更しない。
(4) 経済学研究科の修士課程修了要件単位を、現行の40単位から政治学研究科と同じ32単位とすることとする。
経済学研究科の各専攻、コースの定員と学位
- 理論経済学・経済史専攻 40名 修士(経済学)
- 応用経済学専攻
応用経済学コース 30名 修士(経済学)
国際政治経済学コース 10名 修士(国際政治経済学)
※「応用経済学コース」は、現行の応用経済学専攻をそのまま引き継ぐ。
3.実施時期
2008年4月1日から実施する。
お知らせ:政治学研究科に「ジャーナリズムコース」(2007年5月25日) |