講演と上映会『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』
昨年の9月24日、101歳の反骨のジャーナリストであるむのたけじさんを偲ぶシンポジウム「ジャーナリスト・むのたけじの魂を継承する」を大隈講堂で開催しました。シンポジウムで紹介されたのが、むのさんに加え、同じく101歳で、日本初の女性報道写真家として活躍した笹本恒子さんの生きざまを記録したドキュメンタリー映画『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』(6月劇場公開)です。同映画では、ふたりのジャーナリストが、戦前、戦時中、戦後の激動の時代をどのように見つめ、生きてきたかが語られています。映画の後半、むのさんは早稲田大学を訪れ、早稲田生と戦争のこと、憲法のこと、未来のことを熱く討論します。この4か月後に、むのさんは世を去りました。
上映会では、むのさんと笹森さんに密着した河邑厚徳監督に加え、お二人を取材したテレビ朝日報道局解説委員の玉川徹氏に狭い価値観から距離を置き、信念を貫いたふたりのジャーナリストについて語っていただきます。
日時: 5月31日(水)
16:30 開場、受付開始
17:00 河邑監督、玉川徹氏によるトーク
17:30 映画上映
19:00上映終了
場所:早稲田大学大隈小講堂
主催:早稲田大学 大学院政治学研究科 ジャーナリズムコース
ゲストスピーカー:河邑厚徳氏 ドキュメンタリー映画監督
玉川徹氏テレビ朝日報道局解説委員
河邑厚徳氏:ドキュメンタリー監督。元NHKディレクター/プロデューサー、女子美術大教授。
「ガン宣告」「シルクロード」「チベット死者の書」等の作品で、国内外の数多くの賞を受賞。ドキュメンタリー映画「天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”」(2012)、「大津波 3.11 未来への記憶」がある。