ジャーナリズム大学院の修士作品 ルポ「日本人ヤングムスリムとの出会い」が、月刊『メディア展望』2016年7月号から連載されることになりました

今春、ジャーナリズム大学院を修了した伊藤亜衣さん(4月から共同通信記者)が修士作品として取材執筆したルポルタージュ「日本人ヤングムスリムとの出会い――社会が抱える問題を見るために」が、月刊『メディア展望』2016年7月号から連載されることになりました。

→ルポ「日本人ヤングムスリムとの出会い」連載第1回のPDF(ダウンロードできます)

『メディア展望』は公益財団法人・新聞通信調査会が発行しています。『メディア展望』の倉沢章夫編集長によると、伊藤さんが奨学生だった同盟育成会の事務局からルポルタージュの話があったそうです。ルポを読んで「他にあまりない着眼点のルポであり面白い」と思い、掲載を決めたとのことです。連載第1回は4頁にわたって掲載されています。今後の連載は月1回で1年ぐらい続く予定です。

日本国内に住むムスリム(イスラム教徒)は約11万人で、そのうち日本人ムスリムは1万人程度とする調査結果がありますが、その生の声に接することはほとんどありません。伊藤さんは、若い世代の日本人ヤングムスリムに焦点をあて、彼ら彼女らへのインタビュー取材を重ねることで、(1)自発的に入信した日本人ムスリムの入信理由や背景、入信前後の心の変化、(2)生まれながらのボーンムスリムの若者の心の葛藤――に迫り、日本人ヤングムスリムを可視化することを試みました。日本人ムスリムとその家族約20名のインタビュー調査を実施し、ルポルタージュ作品と解説論文を作成しました。

ルポ掲載第1回の誌面をPDF化しましたので、どうぞお読みください。

→ルポ「日本人ヤングムスリムとの出会い」連載第1回のPDF(ダウンロードできます)