オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所のお二人をお招きし、デジタル・ジャーナリズムについての講演会を開催します。
お二人はイギリスBBC出身のジャーナリスト。同研究所が実施している世界10カ国(UK, US, Germany, France, Italy, Spain, Brazil, Japan, Denmark,Finland)のデジタルニュースの消費についての読者調査の結果などをもとに、日米英などにおけるニュースの読まれ方について解説していただきます。
日時 2014年9月11日(木)18時30分~21時
会場 早稲田大学早稲田キャンパス8号館B107号室
<講師>
オックスフォード大学ロイター・ジャーナリズム研究所所長 デイヴィッド・レヴィー (David Levy)
ロイター・ジャーナリズム研究所シニア・リサーチアソシエイト ニック・ニューマン (Nic Newman)
<コメント>
共同通信特別報道室 澤康臣(取材報道ディスカッショングループ)
主催 早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース
取材報道ディスカッショングループ
参加 無料
講演は英語。日本語の逐次訳が付きます。
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オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所
オックスフォード大学政治・国際関係学科の一部として2006年に設立。ロイター財団(現トムソン・ロイター財団)からのファンディングを受けて設立されたジャーナリズム、メディア論を専門とする研究所。開かれた社会における独立したメディアの重要性、そして現代社会での情報の力に特に注目し、様々な分野の学者とジャーナリストとの対話を促し、生産性の高い、トップクラスの討論の場となることを活動の目的としている。
2014年7月1日発行Digital Report
研究所の大きなプロジェクトとして毎年実施されている活動のひとつにメディアのデジタル化についてのレポートがある。過去2年間この研究には日本も含めた調査が行われている。レポートに関する詳細はwww.digitalnewsreport.orgをご覧ください。
David Levy デイヴィッド・レヴィー
2008年よりオックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所所長
20年以上BBCでジャーナリスト、ラジオプロデューサー、テレビリポーターを務め、BBC World Service、BBC News and Current Affairsのエディターも務める。2007年までは特にBBCの公共政策・規制に携わる。専門は公共放送の近代化、公共サービス改革、デジタル技術の影響、英国およびヨーロッパのメディア所有と規制。最近ではサルコジ大統領が設立したフランス国営テレビの未来について考察する委員会のメンバーとしても活躍している。ジャーナリズムに関する著書、講演多数。オックスフォード大学で博士号取得。
Nic Newman ニック・ニューマン
ロイタージャーナリズム研究所シニア・リサーチ・アソシエイト
ジャーナリストおよびデジタル戦略家。BBCのインターネットサービスの方針作成に主要メンバーとして10年以上たずさわる。BBCニュースのウェブサイト創設メンバー。World Editorとして1997年から2001年まで国際報道を担当。BBCニュースのProduct Development Headとして、ブログ、ポッドキャスト、オンデマンドビデオなど新技術を導入。最近ではデジタルチームを率い、ニュース、スポーツ、天気、地域ニュースのためのウェブサイト、モバイルおよび双方向テレビのアプリケーションを開発した。また、BBC全般についてソーシャルメディア戦略やガイドライン作成に重要な役割を担う。 2014年Digital Reportをデイヴィッド・レヴィーと共著。