吉田 敏浩
Name YOSHIDA, Toshihiro
氏名 吉田 敏浩
職名 ジャーナリスト
専門分野 ビルマ(ミャンマー)北部に住むカチン人など少数民族の生活・文化・歴史・自治権運動。
担当科目 ノンフィクションの方法
略歴 1957年、大分県臼杵市生まれ。
1976年、大分県立臼杵高校卒業。
1981年、明治大学文学部卒業。
以後、フリーのジャーナリスト。

現在の活動や
関心のあるテーマ

『人が「資源」と呼ばれる時代に』「人的資源」の発想が奪う命と尊厳、を月刊誌「望星」(東海教育研究所)に連載している。
戦争のできる国に変わるおそれの高まる日本の現状などを取材している。
最近は、「103歳『赤紙配達員』の述懐」(「現代」2008年1月号 講談社)、「爆音のない静かな空を!」(「望星」2007年6月号~8月号)などの記事を発表している。
過去の業績

1970年代末から80年代末まで、ビルマなどアジア各地の少数民族の自治権運動や生活、文化などを取材。1985年から88年にかけてビルマ北部のカチン州などに長期滞在し、その記録をまとめた『森の回廊』(NHK出版)で、1996年に第27回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。ビルマ北部での取材に基づく著書としては、そのほかに『宇宙樹の森』(現代書館)、『北ビルマ、いのちの根をたずねて』(めこん)、『生命の森の人びと』(理論社)がある。
現代の日本社会における生と死をめぐる様々な問題についての取材をまとめた著書として、『夫婦が死と向きあうとき』(文春文庫)、『生と死をめぐる旅へ』(現代書館)がある。日米軍事一体化が進み、日本が再び戦争のできる国になるおそれの高まる現状についての取材をまとめた著書としては、『ルポ 戦争協力拒否』(岩波新書)、『民間人も「戦地」へ』テロ対策特別措置法の現実(岩波ブックレット)がある。『反空爆の思想』(NHKブックス)では、空爆の歴史を調べたうえで、空爆の論理を批判している。

学生に一言 ノンフィクション、ルポルタージュの方法に公式はありません。自問自答と試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの問題意識と視点をつちかってゆくこと、その過程が大切だと思います。一緒に手探りしながら学んでみましょう。
研究者データベース  
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