早稲田大学ジャーナリズム大学院修了生のシッラ・アレッチさんが、著書『報じられなかったパナマ文書の内幕』(双葉社)を2017年1月18日に出版しました。
アレッチさんは2011年3月にジャーナリズム大学院(政治学研究科ジャーナリズムコース)を修了。ブルームバーグ(東京)で3年弱、映像記者として勤めた後、ニューヨークのコロンビア大学ジャーナリズム大学院に入学し、米国における調査報道の方法を専門的に学びました。
2016年の「パナマ文書」の報道では、国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)の取材プロジェクトの日本担当記者となり、調査分析に取り組みました。
『報じられなかったパナマ文書の内幕』には、パナマ文書報道の舞台裏や、新しい時代のジャーナリズムである「コラボレーション・ジャーナリズム」、さらには、日本のメディアの特異性などについて書かれています。
『報じられなかったパナマ文書の内幕』の概要は以下のとおりです。
—————————————————————————————–
世界的スクープとなったパナマ文書。日本でも有名企業や経営者の名前が挙がるなど、大きな注目を集めた。パナマ文書の日本担当を務めた1人である著者が、一大プロジェクトの舞台裏を明かす。また、文書にあった人物の名前や租税回避が疑われるスキームを報じない日本のメディアの問題点と、激変するアメリカのメディア事情にも言及する。
—————————————————————————————–
<双葉社の紹介頁>
なお、「パナマ文書」プロジェクト日本担当である朝日新聞の奥山俊宏記者が、アレッチさんの新著を紹介する記事を書いています。下記のURLでアクセスできます。
http://judiciary.asahi.com/articles/2017011900001.html